- 2011.09.19 Monday
老眼が手術で治る時代
眼鏡屋が、医学的なことをとやかく言わないのが、ルールかもしれませんが、
ちょっとだけ、お許し下さい。
あまり公表はされてないかもしれませんが、
2004年くらいから、老眼を手術で治す方法が日本でも行われるようになっています。
伝導性角膜形成術という手法です。
メスを使わない方法で、眼の角膜の外側にラジオ波と呼ばれる高周波エネルギーを
あてることによって、角膜のコラーゲン組織の一部を収縮させて、
角膜の中心は元のままの形状を保ちながら、
角膜の外側だけの形状を変えることによって、
遠くの視力を維持したまま、近くの視力を向上させます。
また、最近では、
片方の眼の角膜にカメラインレー(KAMRARInlay)と呼ばれるリング状
のものを挿入することによって、遠くの見え方をあまり下げることなく、
近くの見え方を改善する、老眼の方を対象とした手術・治療法も開発されています。
※後述した手術は、レーシックを受けた方は手術できません。
ただ、どちらも角膜を操作する大変リスクのある手術であることは
間違いありません。
以前、角膜についてお話したことがありますが、
まだ新しい手術、治療法なので、手術を受けて10年後、20年後など、
将来に向かって何が起こるか分からない不安がある。
もちろん、レーシックについても隠れた障害例は沢山あります。
眼鏡屋として言えることは、目にメスを入れることの
リスクを充分理解した上でレーシックや老眼手術をご検討下さい。
かなり、安易にレーシックを受ける方が大変多くなっております。
近視や遠視、または老眼は、病気ではありませんから・・・。
- 眼について
- 16:46
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- by 中野屋眼鏡院 店主